かなざわいっせいという人を知っている人は
なかなかの競馬ファンでしょうね。
というか、競馬ファン以外は知らないかもしれない(^^;
今日、ひっっさしぶりにnetkeibaのコラムを読みました。
有料会員ながらもすっかり競馬に疎くなり、
しばらく読んでいなかったのですが、
今日なんとなーくここ2ヶ月くらいのコラムを
なんとなーく読んだのです。
その中に島田明宏さんの熱視線というコラムがあるのですが、
そのバックナンバーに
「ふたりの大先輩が天国へ」(3月12日)
というタイトルがあり、気になって開いてみました。
そこに、
3月5日 競馬コラムニストのかなざわいっせいさんが亡くなった
と書いてありました。
64歳、食道がんとのこと。
、、、、、、まじか。
なんてこった。
自分はこのかなざわいっせいという人を、
週刊競馬ブックのエッセイでしか知りません。
どんな人なのか、見たことないし別に調べたこともないし、
全く知らんのですが、この人のエッセイが大好きでした。
まあ、読めばどんな人かだいたいわかりますが(^^;
週刊競馬ブックというのは、当然ながら競馬予想に役立つ(はず)
の本ですから、データや情報や予想が主の雑誌です。
その中で、このエッセイは少し趣の違う、
なんとなく安心する見開き2ページでした。
勝負馬券がかすりもしなかったときも、
ああ、同じようなハズレおやじ達が無数にいるのだな、
と、寒くなった懐が笑いとともにホッと温まったもんです。
猫と暮らすええ歳の競馬好きのおっさんの話しなわけですが、
自分とは全く違う環境で異世界の話しのようで、憧れてもみたり、
とにかく面白く、何度か読み返したりもしました。
20年以上前はそれこそ毎週のように買っていた競馬ブックですが、
最近はもう年に2,3回しか買いません。
でも、そのたびにこのエッセイがまだ続いていて、
相変わらずハズレているのを見て、「よかった」と思うのでした。
年に2,3回しか読むことがなかったのに、
なんでしょう、この悲しさは。
当たり前に読めていたものがもう読めない悲しさ
というか、この人がもういないという悲しさですかね。
志村けんより悲しいかもしれない。
ある回の話しが自分の中でなぜか記憶に残っています。
たしか、プリモディーネが勝った桜花賞を振り返った回だったと思います。
福永祐一騎手が初めてG1を勝ったレースですね。
その桜花賞を氏はウインズで観戦していたそうですが、
ラストの直線、福永が乗るプリモディーネが伸びてきたとき
隣にいたおやじが、こう叫んだと書いてありました。
「ヨーイチ! ヨーイチ!!」
ユーイチ、ではなく、ヨーイチ、と叫んだと。
これ競馬ファンなら誰でも知っていることではあるのですが(^^;
「ヨーイチ」というのは、元中央競馬の騎手、福永洋一のことで、
福永祐一騎手のお父さんです。
自分は現役時を知るわけもないのですが、
天才といわれた名騎手だったそうです。
しかし、レース中の事故で大変な怪我を負い引退した
ある意味伝説の騎手なのです。
その息子、福永祐一騎手がG1ジョッキーになろうかという直線で、
「ヨーイチ!」と叫んだおやじの話しです。
単にユーイチと間違えただけのか、それとも、、、、。
もう20年以上前だと思いますが、印象に残っている話しです。
もう新しい話し読めないんだなあ(;_:)
ネットでエッセイ集買おう。
ついでに最後の回が乗っている競馬ブックもネットで探そう。
さてさて、本日は水曜なので休みですが、
明日以降もお休みしようかと考えております。
またあらためて お知らせします。
本日は お休みです。